雪国では、雪かき作業中の事故が大きな問題になっています。
雪下ろし作業中に屋根やはしごから転落したり、雪かき中に発症したり、屋根からの落雪に埋まったり・・
発見が遅れてしまったために、死亡したり、重症にいたるケースが多く発生しています。
「雪かきは2人以上で」が基本ですが、過疎化、高齢化が進む雪国では、年配者が一人で作業せざるをえないというのが現実。
せめて事故を早期発見することができれば、死亡事故や重傷事故を減らすことができるのに・・
今は多くの人がスマートフォンを使っています。
そこで、雪かき作業にスマートフォン（iPhone）を携帯してもらい、「一定時間動いていない状態を検知したら、事前に登録されたメールアドレス先に事故の発生を通知する」という雪かき安全アプリを開発しました。
【設定方法】
㈰iPhoneの音量を最大にします。
㈪iPhone（iOS）の「設定」を開き、一番最後の登録アプリで表示される「雪かき」を押します。
㈫「感度」で加速度センサーの感度を設定します（低・中・高）。
㈬「SOS発信待機時間」（秒）を設定します。この時間分「動作なし」が続くとSOS（事故発生）と認識し、「SOSを送信します」とアナウンスされます。
㈭「送信前確認時間」（秒）を設定します。上記の状態の後から、この時間分「動作なし」が続くと「事故発生（トラブル発生中）」と認識し、電子メールで通知します。
㈮「雪かき安全アプリ」を起動します。
㈯「雪かき安全アプリ」の設定画面で、送信先を入力します。本体に登録された連絡先（メールアドレス）から選んで入力するため、あらかじめ連絡先に登録しておく必要があります。
㉀「送信メッセージ」を入力します。
【使い方】
㈰雪かき作業前にトップ画面の「開始」ボタンを押します。
㈪動作なしの状態が「SOS発信待機時間」続いたら「SOSを送信します」とアナウンスされます。
㈫さらに動作なしの状態が「送信前確認時間」続いたら「事故発生（トラブル発生中）」と認識し、アラートを鳴らして、設定したメールアドレスにメッセージを送信を行います。
㈬「停止」ボタンを押すと最初の状態に戻ります。